- たなごころ
- たなごころ【掌】〔手の心の意〕てのひら。~にする思うままに支配する。
「平相国といふものあつて四海を~し/謡曲・木曾」
~の中(ウチ)(1)自分の思いどおりになること。 掌中(シヨウチユウ)。「世をば~におもひき/増鏡(新島守)」
(2)下にも置かずに大切に取り扱うことのたとえ。~の玉(タマ)手の中の珠玉。 大切なもの, また愛する子や妻にたとえていう語。 たなそこの玉。 掌中の玉。~を合わ・す両手を合わす。 合掌する。~を反(カエ)・す〔漢書(枚乗伝)「易於反掌, 安於泰山」〕(1)物事がきわめてたやすくできるたとえ。(2)急に態度が変わるたとえ。 てのひらをかえす。~を指(サ)・す〔「論語(八佾)」より。 てのひらにあるものをさす意〕きわめて明白, または正確なことのたとえ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.